東京薬科大学 学校案内 2013

東京薬科大学 学校案内 2013 page 21/108

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薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y事前実務実習東京薬科大学の「伝統」と「最新テクノロジー」を融合した教育共用試験とは ~病院・薬局での参加型実習を行うために~Tokyo University of Pharmacy and Lif....

薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y事前実務実習東京薬科大学の「伝統」と「最新テクノロジー」を融合した教育共用試験とは ~病院・薬局での参加型実習を行うために~Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences 20 5年次の病院・薬局での実務実習に臨むにあたり、薬学生は薬剤師となるために一定水準の知識・技能・態度を備えていることが欠かせないため、4年次末に共用試験を受験する必要があります。共用試験は、薬剤師としての知識についてコンピュータを使って評価するCBTと、実技試験で技能・態度を評価するOSCEで構成されています。両方の試験で一定水準の成績を修めることが、5年次で「実務実習」を行うための条件となります。本学では、事前実務実習が終了後、毎年12月に共用試験が実施されており、本学4年生(6年制1期生と2期生)は全員が合格しています。 CBTは、薬学生として必要な専門的な知識および問題解決能力を客観的に評価する試験です。受験、採点、管理運営が容易なコンピュータを用いて実施されます。合計310問の多肢選択問題が学生ごとにランダムに出題され、薬学生として最低限必要な専門知識および実務実習に必要な知識が対象です。普段の学習をしっかりやっておけば特別な準備をする必要のないレベルの問題が出題されることになっています。 OSCEは、基本的な臨床技能および態度(習慣)を客観的に評価するための実技試験です。「ステーション」 と呼ばれるいくつかの小部屋(ブース)が用意され、各ステーションでそれぞれの領域の臨床能力を評価する課題が出されます。課題には「患者・来局者対応」、「薬剤の調製」、「調剤鑑査」、「無菌操作」、「情報の提供」などがあります。 本学の事前実務実習プログラムでは、「よりベッドサイドに近い薬剤師」をテーマに、実践力のある次世代型の薬剤師輩出を目指した教育を行っています。その一つが、本学の歴史と卒業生の多さを最大限に活用した、独自の「模擬患者」を活用した教育システムです。多くのOB・OGをはじめ、地域の方々にも患者役として実習に参加いただき、大学にいながら臨場感溢れる薬剤師としての対患者教育を受けることができます。また、薬学部では日本に数台しか導入されていない「ヒト型ロボット」を用い、薬の適正使用と医療安全性確保を目的とした、脈の触知や意識レベルの評価、聴診器を使った呼吸音の聴取などのトレーニングを行っています。このような、本学独自の今までにない教育を受けた学生は、将来高い臨床能力を有する薬剤師として社会に貢献すると共に、薬剤師として新たな職域を開拓してくれるに違いありません。CBT(Computer-based Testing) OSCE(Objective Structured Clinical Examination)▲ CBTトライアルの様子▲ OSCEトライアルの一場面?模擬患者養成の様子ヒト型ロボットを用いた教育の様子?