東京薬科大学 学校案内 2013

東京薬科大学 学校案内 2013 page 45/108

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薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y卒業生の声その先にいる患者さんを意識しながら情報提供しています薬の副作用予防に貢献できることに意義を感じます 当社にMR(医薬情報担当者)として入社しました。....

薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y卒業生の声その先にいる患者さんを意識しながら情報提供しています薬の副作用予防に貢献できることに意義を感じます 当社にMR(医薬情報担当者)として入社しました。MRの仕事は、医師や薬剤師などの医療従事者に最新の薬剤情報を提供し、自社医薬品の適正な使用を推進することです。日々医療機関を訪問し、自社医薬品を使用している医師や薬剤師から生の声を聞きながら、その先にいる患者さんのニーズに合った情報提供を心がけています。 薬は適正に使用されて初めて役割を果たします。個々の患者さんに合った使用方法を医師や薬剤師の方々に伝えることを通じ、チーム医療の一員として認められたときはやりがいを感じます。自社の薬を使用した患者さんがよくなったと聞いたときにも、大きな喜びが湧きあがります。大学時代を振り返ると、薬剤師を志す仲間と学んだ4年間は、医療人としての責任感を身につけるうえでとてもよい時間でした。現在の得意先である薬剤師の立場が経験できる病院実習や薬局実習は、薬学部出身者の特権だと感じます。 また、4年次に薬物動態制御学講座の研究室に入り、大学院生に混じって研究できたこともかけがえのない経験です。短い期間でしたが、研究成果を出すことの難しさを肌で感じることができました。大学の4年間で身につけた薬剤師・研究者としての感性を生かし、つねに患者さんに思いを馳せられるMRでありたいと思っています。 私の所属している部署名の「ファーマコビジランス」とは、医薬品の安全性監視という意味で、それぞれの医薬品の問題点を見つけて評価し、問題発生の予防につなげる仕事です。私は入社以来この部署で、臨床試験ではわからなかった予期せぬ有害事象や副作用を見出すことを目的とした製造販売後調査の業務を行っています。 この仕事は決して目立つものではありませんし、「患者さんの治療に貢献している」と肌で感じられる瞬間も多くはありません。しかし、先んじて対策を立てることで重大な副作用の予防に貢献できる意義のある仕事です。大学の授業で「薬はリスク」と習った通り副作用の起こらない薬はありません。薬を安全に投与するために、臨床現場に安全性情報をしっかり提供していくことにやりがいを感じています。 大学時代は自然豊かな環境の中で、のびのびと過ごすことができました。試験勉強に飽きたときは、薬草植物園を散歩したり、池を眺めてリフレッシュしていたことを思い出します。また、就職活動のときはOB・OG訪問や面接指導など、サポート体制が充実しており、現在充実した毎日を送ることができていることにとても感謝しています。就職してからも社内外で同窓生と巡り合い、大学の話から親しくなることも多く、私の人間関係を今でも広げてくれています。2006年 3月 薬学部卒業2008年 3月 薬学部卒業柏村 茉莉子 さん私立桜蔭学園高等学校出身荒又 瑞予 さん神奈川県立横浜翠嵐高等学校出身中外製薬株式会社医薬安全性本部エーザイ・ジャパン 九州エリア九州一部ファーマコビジランス部MR医薬品安全性Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences 44