東京薬科大学 学校案内 2013

東京薬科大学 学校案内 2013 page 77/108

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生命科学部S c h o o l o f L i f e S c i e n c e sTokyo University of Pharmacy and Life Sciences 76卒業生の声東薬で培われた問題解決力が仕事に役立っています多くの研究者や医師と知り合えるのが医学系編集者....

生命科学部S c h o o l o f L i f e S c i e n c e sTokyo University of Pharmacy and Life Sciences 76卒業生の声東薬で培われた問題解決力が仕事に役立っています多くの研究者や医師と知り合えるのが医学系編集者の醍醐味 私の配属されたエリア計画部は、いかに都市ガスの普及を効果的に進めるか、ということを日々検討しています。具体的には、お客様の希望に沿って都市ガスを供給するルートを提案したり、ガス工事の工程を管理したり、未普及地区への都市ガス普及策を立てるなどの業務をしています。 都市ガスを望んでいるお客様がどこにいるかを予測し、どのようにガス管を整備していけばいいのかといった議題は、正解があるわけではありません。長期的な視点に立ち、あらゆる角度から検討しなければならず、大きな責任を担います。それだけにやりがいがあり、お客様から「都市ガスを待っていた」と言われることが大きな励みとなっています。 東薬で学び、現在の仕事に役立っているのは問題解決力です。私は卒業研究として有機合成研究を行いましたが、実験を進める中でうまくいかないことも多々ありました。そのたびにどこが問題なのか、何が障害なのかを考える癖が身につきました。問題を起こしている根本的な要因を理解することができれば、解決策を導くことは容易になります。現在の業務においても、問題が発生したときには自らその原因を考え、解決策を模索することができているのは、東薬で学んだおかげだとしみじみ感じています。 おもに基礎医学系の研究者をターゲットとした単行本や月刊誌「実験医学」の企画から編集・制作までの一連の業務を行っています。 この仕事の魅力は、たくさんの研究者や医師と知り合えることです。病気のメカニズムから医療・創薬にいたるまで、生命医学研究の最先端の内容を直接聞けるのは、医学系出版社の編集者ならではだと思っています。また、国内のみならず海外の先生からも「雑誌が届くのを楽しみにしているよ」と言われたり、自分の担当した特集企画について好評の声を聞いたりすると、やはり素直に嬉しいですね。 普段の業務では、科学論文を読むことはもちろん、分子生物学や生理学、医学の基本やその実験手法を理解していることが求められます。私は東薬で約2年半にわたり分子生化学研究室に所属し、さまざまな疾患研究を推進するスタッフの方々に指導していただけました。その経験はいま、大いに役立っているといえます。 また、研究室の同期や、学部時代に部長を務めた生化学研究部の仲間たちとのつながりは、社会人になった今でもかけがえのないものです。研究留学を決めた友人、大手製薬会社で奮闘する友人、東南アジアで教師をする友人、編入学で医師への道を歩む友人など、みんなの活躍に日々、励まされています。2010年 3月 生命科学部分子生命科学科卒業2007年 3月 生命科学部分子生命科学科退学(3年次大学院飛び入学のため)2009年 3月 大学院生命科学研究科修士課程修了林 宏樹 さん東京都立国分寺高等学校出身尾形 佳靖 さん神奈川県立相模原高等学校出身東京ガス株式会社エリア計画部神奈川地域計画部地域計画グループ株式会社 羊土社編集部化学技術出版(医学系)